調圧ルームで体力向上も
立石理人(3年)の二枚看板。昨秋、背番号10を背負った高橋は、最速143キロの切れ味鋭いストレートが武器。しかし、東北大会では自慢の真っすぐを狙われ、6回4失点で初戦敗退。「もう一度、東北大会でリベンジしたい」。悔しさを胸に、この冬は毎日のように投げ込んだ。必死に腕を振り、ストレートを磨いた。
そんな高橋ら投手陣のレベルアップを助ける“新兵器”が「高圧酸素ルーム」だ。白河市の企業から提供され先月末に導入。疲労回復や体力向上に効果があるという。「試合が始まったらピッチャー陣に使う。効果についてはこれから」と佐々木監督は笑顔で語る。
目標は春の県大会優勝、そして東北大会制覇。「秋の東北大会で負けた悔しさを春にぶつける」と高橋は気合をみなぎらせる。厳しい冬を乗り越えた学石の春がまもなく始まる。