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お線香の豆知識

皆さんはお線香のルーツを知っていますか?

お線香は西暦595年(聖徳太子の生きていた時代)、淡路島に沈香(じんこう)という香木が流れ着いたのが始まりといわれ、島民がその木を焼くと良い香りが辺り一面に広がりました。
その香木は朝廷に献上され、聖徳太子が観音像を作ったとされています。今も淡路島ではその香木が御神体として枯木神社(尾崎)に祀られています。
その後、様々な香木が中国からはいるようになってきましたが、聖武天皇の時代、東大寺正倉院に納められた有名な香木「蘭奢待(らんじゃたい)」もその一つです。これは後にその名香さゆえ、足利義政や織田信長などの時の権力者にその一部が切り取られています。

お線香の歴史は現在でも中国や台湾で使われる竹を芯とした「竹芯香」に始まるとされ、日本へは十六世紀末の天正年間にその製法が伝わったといわれています。
お線香の原料として「伽羅(きゃら)」、「沈香(じんこう)」、「白檀(びゃくだん)」などが有名ですが、一つくらいは耳にされたことがあるのではないでしょうか。
線香を炊くということは、良い香りを仏様に献上する、という気持ちと、供える人にとっても「己の汚れを清浄する」という作用があり、香りを楽しむということはこの上なく心を豊かにし、大変意義深いことです。私たちが日々の暮らしの中で永年培ってきた習わしでもあります。

香木は高価で貴重なので、少しでも香りが長持ちするように、と工夫されたものがお線香です。

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